alcohol,football,Rock'n Roll

My 4cat & Drinkin muddy water

FC東京vs浦和 0-0(4-2)

大事なモノを失った、四面楚歌な名古屋の日々で、
ホームシックにかかった俺を支えてくれたもの、友達、FOOTBALL、そしてFC東京
名古屋の部屋の玄関で、マフラーを結びなおし、気合を入れて、
瑞穂に東京戦を見に行く時のあの高揚感。
「俺の東京が、俺のために、わざわざ名古屋に倒しに来てくれる」
2年連続で負けたけど、ホントに感謝している。


ゴール裏の真ん中で、「あの日々の恩返しをするのは今日しかない」と、
柄にもなく跳ね、手を叩き、前半早々につぶれた声で歌った。
俺の声で選手が一歩でも前にいければ、つま先だけでもボールに触ることが出来れば。
ジャーンが退場したときに「まだまだっ!」と声がかかった瞬間、
あの絶望と虚無感に覆われた日々を急に思い出し、涙がこぼれた。
俺もくじけなかった。だから東京がここで挫ける訳にはいかないのだ、絶対に。
既にハーフタイムで声が裏返って仲間と会話も出来ない状態だった。


延長からは声にならない声だった。
周りが静かだったら口パク状態に見えただろう。
決まった瞬間、自分の目は決壊した。


今朝、新聞読んでも、ネットみても、情けないことにまだ涙がにじむ。


夜遅く、名古屋から新幹線に乗る。
「次は終点東京、終点東京」車内のアナウンスにいつも思う。
「あぁ今週も帰ってこれた。明日は東京の試合が見れる。」
そして「We are TOKYO」の節で「シュウテン、トウキョウ、シュウテン、トウキョウ」とつぶやく。
あの辛かった日々が昨日、本当に報われたんだと思う。