alcohol,football,Rock'n Roll

My 4cat & Drinkin muddy water

J亭 談笑落語会 秋 Part2「山号寺号他」



一. 山号寺号/立川談笑
一. 吉田御殿/柳家喬太郎
仲入り
一. 抜け雀/立川談笑


2回目の「J亭 談笑落語会」。
談笑師の話を差し置いてなんだが、
今回の喬太郎師は、今まで見た中のベスト。
あまりに(自分の独演会よりも)、素晴らしい出来であった。
「落語を聴いたことがない方にも、落語の素晴らしさを分かってもらおうと言う主旨、
大変素晴らしいことと、思います。」
「でもそれが何で談笑師なのかと。」
「どんな噺でもいいんですよね?」
と語られたのが、吉田御殿。
「こんな噺でも古典なんですよ!」
「今じゃあまり演る人がいないんですが、ここまで聞けば、演る人がいないのも頷けますでしょ?」
ホントに素晴らしかった。
「是非、いろんな落語家を、ライブで見に来てください。」
これは高座終了後の談笑師からのお願い。
その通り。落語もフットボールもロックもライブに勝るものは無いと思うのだ。


高座終了後、談笑師は立川文都師について触れる。
「明日には円楽師匠が亡くなったことがいろいろ報道されると思います。」
「ただ、同じ芸の道で戦ってきた大事な兄弟子であり、戦友が亡くなったことを知って下さい。」
頭を下げると、汗なのか涙なのか、落ちる。
しばらく、頭を上げられない師。
さらには、私服に着替えた喬太郎師も出て、頭を下げられる。
喬太郎師の噺といい、今日はとんでもないものを見てしまった。


帰りに相方が一言。
喬太郎さんは着物の趣味がいいのに、私服のセンスはどうよ。
新橋で呑んでたら、馴染みすぎて全く気付かない。」