一.紙入れ/古今亭菊之丞
一.お血脈/桂平治
一.お茶汲み/桂歌丸
仲入り
一.初音の鼓/柳家喬太郎
一.唐茄子屋政談/三遊亭金馬
さすが、三越落語会である。
平均年齢が高い。落語の途中に席を立つ人が多い。トイレが近いのだろう。
お客の品が良い。身なりがとても良い。笑いのツボがいまいち違う感じがする。
仲入りの休憩時間が長い。三越特製のお弁当食べてる。
さて、そんな(どんな)中、平治師、喬太郎師、ともにご苦労のご様子。
方や脱線しながら、ツボを探り、方やなるべく脱線せずに、オーバーな人物描写で笑いを探る。
白眉は御年81歳の金馬師。
若旦那、おじさん、おばさん、雷門の前で替わりに唐茄子売ってくれる若い衆、
目の苗で一人一人が動いているかのごとく、演じ分ける。
首くくった隣のおばさんの話の下りでは、他の客の「あぁっ〜」というため息と涙が。
大御所に大変失礼ながら、さほど期待してなかった分、吃驚した。
江戸が見えたよ。