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My 4cat & Drinkin muddy water

突然の入院

前日から頭痛があった。熱も37度と若干高め。頭痛は珍しく、あまりいい状態ではない。
ひどい風邪に進化する予兆か? 仕事がヒマだったこともあり、18時過ぎには退社。
家で飲みつつ、鍋を食す。体調を除けば、いつもと変わらない金曜だった。


 翌朝、頭痛がひどくかった。熱はない。家人に病院へ行けと言われた。
自分もそのつもりだったが、足もとに力が入らず、めまいもひどい。
救急車を断って、電柱につかまりながら、ふらふらと病院に向かう。到着までいつもの倍の時間を要する。
待合のベンチに座っているのもつらい。名前を呼ばれたが、自力で立てず、車いすで検査をこなす。


 受付から約2時間後の1時頃、家人に送ったメール。
「CTと眼科の検査は問題ない。ただ目まいと吐き気が収まらず、
 実際吐いているので、いま点滴と酸素吸っている。でも大丈夫。」


 「異常も見つからないので帰っていい」と病院は早く救急ベッドを空けたそう。
精算を済ませ帰ろうと、受付前のベンチに移動させてもらったが、ついに一歩も動けなくなった。


 3時過ぎ、看護師が全く動けない僕に気づき、今度はMRI検査へ。
 「MRIの結果が出ました。小脳に脳梗塞が認められます。これから入院の手配をしていただきます。」

 
 ビックリした、びびったというより、これでしばらく横になっていられると安堵した。
脳梗塞への恐怖を感じたのはしばらく経ってからだった。
呂律や会話の内容、手足を動かすことは問題なかったが、めまい、頭痛、右顔面のしびれがあった。
後日、MRIを見せてもらったが、小脳に3つの大きな白い跡があり、これらがこの障害を引き起こした模様。


 夕方、病室へ運ばれる。脳への血液循環のために枕も使わせてもらえず、頭をつけたまま身動きとれず。
点滴、心電図。線につながれた僕は、シビンにも慣れず、朝まで悶々としていた。