逃げようとして、ターミナル規模の駅にみんなが集まってきた。
何から逃げようとしているのか?
自分はクーデターをイメージしていたが、ドラマ「日本沈没」を見ていたので、天変地異かもしれない。
逃げるための列車は7~8両編成で、3台がそれぞれ別のホームに止まっていた。
急いで逃げたいという希望者が多く、どの列車に乗れるかは抽選となった。
自分は3番目に発車する列車となり、ちょっと焦っていた。
電車に乗り込むと、『この列車は一番最初に発車することになりました。』と車内アナウンスがあった。
周りは早く逃げれることに喜んでいたが、嫌な予感がした。
列車は走り出した。
陸橋に差し掛かり、渡った先は線路がなくなっていて、✖️印の線路止めがある。
列車止めの向こう側には男が銃を構えていた。
窓から下車できないか、辺りを見回す。
陸橋はかなり高く、また下を流れる川の深さがわからない。
このまま飛び降りれないのはマズい。
尻のポケットに入れた銃に手を伸ばす。
目の前の男を撃っちまうか。
しかしその先どう逃げる?
俺が悪くなくても、銃声で悪者にされるだろう。
列車がそろそろ車止めに衝突する。
早く決断しなければ!
ここで目が覚めた。